2007年11月
2007年11月 1日 17:05
上賀茂の社家
上賀茂神社」の一の鳥居を出て東に進むと、清らかな明神川に沿って社家の家並みが続いています。
明神川は上賀茂神社の境内では御物忌川と御手洗川が合流してならの小川と呼ばれています。
社家というのは上賀茂神社の神官達の住まいのことで、明神川にかかる苔むした土橋や土塀、妻飾りの少ない棟の低い母屋、土塀越しにのぞく木々等がこの辺り一帯に独特の雰囲気をかもし出しています。
又、屋敷内の庭の池には明神川の水を取り入れ、池の中を流れて清いまま元の川へ流し返されています。
これはこの地域の暗黙のルールだそうです。
《雨で水が濁っている間は取水口を塞いでおくとのこと》
昔、庭の池では曲水の宴が行われ、邸内の井戸では神官達が神事の前に身を清め上賀茂神社に出仕していました。
賀茂の神様と共に日々を送っていた神官達の清々しい暮らしぶりがしのばれます。
この辺りは上賀茂伝統的建物群保存地区にしていされています。
(貴重な風景、いつまでも大切にしてもらいたいです!!)
京都市指定文化財 西村家庭園
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