2007年11月 7日 17:38
行って来ました!狩野永徳展
10月16日(金)〜11月18日(水)京都国立博物館では特別展として「狩野永徳展」が開催されています。
連日ものすごい人気で大盛況だとか。
美葉も頑張って早起きして朝一番に行って来ました。
9時30分開館ですが、9時前には200人程の人がもう列を作っていました。
狩野永徳といえば名門狩野家に生まれ、幼い頃から誰もが認める程の才能を発揮した人物で、戦国時代の京都で織田信長や豊臣秀吉の注文に次々と応え大作を残したことで有名ですが、今回の永徳展のポスターにも「信長さま 秀吉さまご推奨!!天下を取った絵師、 京都に見参」な〜んて書いてあります。
信長の依頼で安土桃山城におもむく折には、弟に家督を譲って決死の覚悟で参上したそうです。
彼が生きたのは戦国時代、描いても描いても戦火に焼かれ彼の作品は殆ど残っていません。
(安土城しかり、聚楽第しかりです!!)
永徳は49歳の若さでこの世を去りました。
(一説によると過労死かも?ということです)
まさに戦国時代を駆け抜けた絵師です。
そして彼の後身には狩野山楽や探幽等次の江戸時代に大活躍した人達が
続きました。
今回の特別展では永徳が残した殆どの作品が見れます。
水墨画を除くと「これでもか!」というくらい多くの絵の具や金泥がまるで油絵のように使ってあります。
(信長さんも秀吉さんもお金にいとめはつけはれへんかったんやね〜)
どれもこれも迫力のある作品で見ごたえがありますが、何と言っても
必見は本物の上杉本洛中洛外図屏風でした。
信長が上杉謙信に贈ったという屏風ですが、室町時代の京都の四季折々の様子や庶民の生活が生き生きと描かれいます。
この絵を見ていると今も何百年も前の行事が受け継がれ京の町に根付いているのがわかります。
お寺や神社も今も昔も変わりなく同じ場所にあります。
永徳さんようこんなに細かくかかはったわ!!)
細かく観察していると楽しくて時間を忘れてしまいそうです。
保存状態が良いのか、本やテレビで見るよりも色鮮やかでした。
京都国立博物館 何時見ても立派です
(お城みたい!)