冨田屋
2013年9月26日 10:22
先人の知恵を大発見!
先日、奥の上がり口付近にある膝の高さほどの納戸(高さ15cm、幅70cmほど)の中を覗いてみると、そこにはなんとボロボロのお札が!!
よくよく見ると、文字が逆さまの状態で貼ってありました。

かろうじて読み取れる『卯月八日は吉日』『神さけ虫』をヒントに調べてみると、まじない符ということが発覚しました。
旧暦4月8日は仏教の開祖、釈迦が生まれた日とされ、寺院では「灌仏会」(かんぶつえ)「仏生会」(ぶっしょうえ)と呼ばれる行事が行われ、「花祭り」として親しまれています。
この灌仏会の日に寺院でもらった甘茶を飲むと病気をしない、目につけると目が良くなるなどといわれていますが、この甘茶を持ち帰り、その甘茶で墨をすり、「千早振る卯月八日は吉日よ、神下げ虫を成敗ぞする」と書き、門口、納戸、柱などに逆さまに貼ると害虫よけのおまじないになるそうです。
効果のほどはわかりませんが、先人の知恵を大発見!ですね。
2012年8月31日 09:56
最終日!
今日でインターンシップが終了します。
この1ヶ月間たくさんのことを経験でき、今までの自分より少し成長できたように感じました。
冨田屋で毎日いろいろなことを学べてよかったです。何より、町家の中で仕事ができるというまたとない経験ができたことは私にとってとても有益なことでした。また色々なお客様との出会い、先生や社長との出会い、そしてインターンシップ生との出会いというのは全てご縁があったからこそなのだと思い、感謝しております。
この1ヶ月ここで働いたのだということを単なる思い出とするのではなく、これからの自分の生活につなげて行こうと思いました。1ヶ月間有難うございました!
のぞみ
2012年8月30日 14:22
冨田屋を支える「木」たち
冨田屋の建物には、様々な木が使われている。松や杉といっても沢山の種類を使用し、それぞれの木の良さを味わうことができる。特に私が好きな冨田屋の木は、奥座敷へと続く約10mの赤松を使った廊下である。2つ目の蔵辺りから、その廊下を見ると、真っ直ぐスーッと伸びている光景が何とも素晴らしい。「完璧」と言っても過言ではない程、欠点がないのである。日本の廊下は凄いものだと、改めて伝統ある町家に感動した。
ご来館なさるお客様は、是非「木」に注目してご覧になってみてください。
(M.N)
2012年8月25日 17:08
笑顔
今日は笑顔でいることの大切さを学ぶことができました。今日はお客様の前で初めて「しきたりのお話」をさせて頂いたのですが、少し緊張してしまいました。でも笑顔で話そうと心がけておりまして、その笑顔がお客様に通じたように感じました。
笑顔でいると自分が楽しい気持ちでいられますし、相手にもその楽しさが伝わります。悲しいときや怒りを感じているときに笑った表情をすると、脳が「今は嬉しいのだ」と誤認して、悲しい気持ちや怒りの気持ちが和らぐのだと心理学で習いました。
笑顔は大切であることに気付かされた一日でした。これからも笑顔で頑張ります。
のぞみ
2012年8月23日 15:32
椿のつぼみ
町家のガラス拭きをした時に、新たな発見があった。それは、庭の端にある椿の木になっていた実を見つけたことである。椿の実は、青りんごを小さくしたような、クリスマスツリーの飾りにも出来そうな、なんとも可愛らしいものであった。椿は「うつくしい」と表現されるが、夏に見る椿は「かわいい」ものである。
椿は今、青々としている。冬になった時にはどのような花を咲かせるのだろうか。花を咲かせた椿を私は早く見てみたい。(M.N)