2009年1月11日 13:51
忠盛灯篭

祇園八坂神社の境内に忠盛灯篭と呼ばれる古びた灯篭がひっそりと建っています。
これは平清盛の父忠盛ゆかりの灯篭です。
平安時代後期、白河上皇が権勢を振るっていた時代、この祇園辺りに上皇に大変寵愛されている女御がおり、世間の人は彼女のことを祇園女御とよんでいました。
5月20日過ぎの事、数人の供人を従えて、いつものとうり上皇がこの祇園女御の元に通う途中、女御の邸の近くにある御堂付近にさしかかった時、真っ暗闇の中にキラリ!!と光ったものが見えました。
目を凝らしてみると、頭には銀色の針のようなものが何本も光り、振り上げられた手には槌のような物を持っています。
「あれは打ち出の小槌を持った鬼に違いない!!」と一同大騒ぎです。
そこで、上皇は供の北面の武士の中でも最も位の低い忠盛に「あのものを射るか討つかして来るように」命じられました。
忠盛は「ここはひょっとして、狐か狸の里かもしれない?殺してしまう前に捕らえて確かめよう!」と思い、そっと近づき、飛びかかって捕らえてみたところ、怪物の正体は、頭に雨よけの麦わらの笠を被り、手には火種を入れた素焼きの皿と油入れを持って、燈篭に火をつけようとしていた老法師だったのです。
その時の燈篭が今ここにひっそりと建っている燈篭だそうです。
又この事件をきっかけに忠盛はとんとん拍子に出世し武士として初めて宮中に昇殿を許される事になりました。
又この折の褒美として祇園女御は忠盛にお下げ渡しになり、諸説はありますが、平清盛は白河上皇の御落胤??とも伝わっています。
(見過ごして通り過ぎてしまう燈篭ですが、すごいエピソードが秘められていたんやわぁ〜!)
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