2008年10月 8日 12:08
新島襄邸
京都御苑の東、丸太町を上った所に、同志社の設立者である新島襄の旧宅があります。
1878年(明治11年)築で外観はコロニアル様式ですが、全て町家と同じ、外壁に柱が露出している真壁造りで和洋折衷というより和に洋を取り入れています。
寺町通に面した表玄関をくぐり、付属家に沿った小道の向こうに玄関がありますが、まずは左手にある受付へ。
見学料は?と思っていましたが、何と無料です!!
芳名録に住所と氏名を記入しパンフレットを頂いて玄関へ。
新島婦人愛用のオルガンが置かれた応接間の西隅に鉄板で作られた暖炉がありますが、大きい角筒形の煙突からダクトを付け余熱で一階と二階の各部屋に温風を送って暖め工夫がなされています。
まさに明治時代のセントラルヒーティングシステムです。
同志社は明治8年生徒8名でこの地で誕生しましたが、この邸が建てられてからは、学生たちは新島の書斎を図書室のように自由に利用していたそうで、今も使われていた当時そのままに残されています。
台所は土間ではなく床板が張られ、井戸も室内にあり、現代の住宅と変わりません。
トイレも和に洋を取り入れた床張りで日本初の洋式トイレになっています。
私が見学させてもらった時は、他の見学者もいませんでしたし、写真撮影も自由でした。
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