2008年9月 7日 17:56
九月九日は重陽の節句です!!
被せ綿
日本では昔から奇数の重なる日はおめでたいとされ、五節句として祝われてきました。
一月七日の人知節句、三月三日の上巳節句、五月五日の端午節句、そして九月九日の重陽節句です。
重陽節句は奇数の最も大きい数字が重なる日で、五節句の中でも一番おめでたいとされてきました。
又、旧暦の九月は現在の十月で、ちょうど菊の花の季節でもある為、別名「菊の節句」ともいいます。
冨田屋では菊酒や菊にちなんだお料理を戴き、お蔵の神さんの前に菊の花に真綿を被せて供えます。
菊のいい香りと夜露、朝露がついた被せ綿をはずして、その綿で頭を撫でたり、頬に当てたり、身体をさすったりして「賢くなります様に!美人になります様に!病気しませんように!」と無病息災をお祈りします。
更に、この頃は栗の収穫の季節にもあたっていたので、栗ご飯もいただきます。
暑かった夏も終わり、実りの秋を迎える頃の「ほっこり優しい気持ち」になる重陽の節句です。
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