2008年5月29日 17:44
京都の夏はめちゃくちゃ蒸し暑いです。 そこで昔から京都の町家ではこの暑さを乗り越えるために家中の建具を夏用に付け替えます。 これを『夏のしつらえ』というのですが、襖や障子をはずし簾戸や御簾に替え、畳には網代とよばれるカーペットを敷き詰めます。 風通しが良くなるだけでなく足元もひんやりです。 店の暖簾も夏用の麻の物に替わりました。 クーラーもなかった昔、建具を風通しの良いものに替え家の中に涼しい空気を流し、玄関や中庭に打ち水をして家の中の温度を下げる知恵、これぞ今話題のエコ生活です。
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