2008年3月 6日 11:45
素晴らしい襖絵です!! 東寺 小子坊
国宝 蓮華門
弘法大師の東寺に小子坊という建物がありますが、ここは1336年(建武3)6月より半年間南北朝の北朝の光厳上皇がここで政務をみることになり足利尊氏も千手堂(食堂)に居住していたと伝わっています。
1934年(昭和9年)弘法大師1100年御遠忌の折、その記念事業として総檜造で新築されました。
東側には桧皮葺の屋根に菊の御紋の透かし彫りの勅使門があり、西側には死期をさとり、高野山に旅立つ弘法大師との別れを惜しんで毘沙門天が見送ったと言う国宝の蓮華門があります。
蓮華門の名前の由来ですが、弘法大師の足跡に蓮華の花が咲いたと言う伝説からだとか。
小子坊内部の部屋の襖絵は堂本印象画伯の筆で、どれも素晴らしいのですが、中でも鷲の絵は迫力があり脚の羽毛のふわふわ感がとても気に入りました。
又、瓜の間に描かれた大きな西瓜にかじりついているイタチが愛くるしく印象的でした。
今回は東寺様の特別のご好意で特別に写真撮影の許可をいただいて撮らせていただきました。
襖の絵なので座った状態での目線に合わせて描かれているのですが、立ったまま写したので角度が??です。
話は変わりますが、美葉にとって東寺さんは特別の思い入れがあります。
というのも小さい頃病気になるといつも祖母や祖父がお大師さん《弘法大師)にお祈りしてくれました。そして「お大師さんはものすご〜う偉い人やで」と言ってました。
そのせいで、祖父から教えてもらった「ナムダイシ ヘンジョウ コンゴウ」(たぶんあっているとおもいますが?) という言葉だけはよく覚えています。
それに加え、富田屋にお世話になるきっかけも数年前の弘法市で富田屋を知った事からです。
これも因縁、いいご縁をいただき感謝、感謝!
「ナムダイシ ヘンジョウ コンゴウ」