2008年2月 7日 10:52
黒谷さん (今戒光明寺)
大きな三門が人目を引く、「黒谷さん」と呼ばれている今戒光明寺に行って来ました。
ここは法然上人が開かれた由緒あるお寺で、京都浄土宗四ケ本山の一つです。
ここの三門や石段は映画やテレビドラマのロケにもよく使われおなじみです。
幕末、このお寺に会津藩主松平容保公率いる京都守護職の本陣が置かれていたところから香取慎吾主演のNHK大河ドラマ「新撰組」のシーンにも登場しました。
そして、このお寺の墓地には会津藩士の方達のお墓の一群があります。
ひっそりとした一角に多くの小さな墓石が整然と並び、その辺りだけ特別な空気が漂っているようでした。
(なんとなく物悲しく、カメラを向けるのがはばかられ、思わず合掌、、 安らかにとお祈りしました。)
やっぱり、京都はそこかしこに史実を感じる場所があります。
又、本堂には法然上人の像が祀られていますが、その左側の壁(西側?)に大きな阿弥陀様の絵が掛かっており、阿弥陀様の手元から五色の糸が下に置かれた木槌に繋げられています。
お参りに来た人はその木槌で鉦を叩いて阿弥陀様にお念仏を唱えるのです。
(五色の糸を握りながらお祈りすると本当に阿弥陀様と繋がっているような気持ち!!)
本堂の外に出てみると、京都の町が一望できます。晴れた日には淀の向こうまで見渡せるとか。
塔頭の西翁院には千利休の弟子の藤村庸軒好みの淀看席というお茶室もあるくらいです。
何度来てもその都度「う〜ん!」と感動する事が色々あって、やっぱり歴史あるお寺はスゴイ!です。
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