2007年10月22日 12:16
竹田流弓馬道 笠懸神事
10月21日午後一時より上賀茂神社で笠懸神事が行われました。
800年間も途絶えていた神事ですが、一昨年より復活され今年で三回目です。
笠懸というのはもともと戦の折兜武者の急所である顔面を狙い、敵将が顔を上げたり振り返ったところを一矢で仕留める技を修練する為のもので、木曽義仲公、新田義貞公、平将門公も顔面に矢を受け戦死したといいます。
毎年5月3日に下鴨神社で行われる流鏑馬と同様古式ゆかしい装束を着けた射手が馬上から的に向かって矢を射るのですが、的に高低がありしかも左右にあるのが特徴で、流鏑馬より難易度が高く勇壮です。
的は板の他、糸で吊るされた直径10センチ程の土器もありこれに矢が命中するとパア〜ンと割れて中から紙吹雪が舞い出てきます。
馬上の射手が矢を放つ度に観客から歓声があがり、見事に的に命中すると拍手喝采で盛り上がります。
今年は初めて女性の射手が出場し、長い髪をなびかせての笠懸姿はことのほか美しく人気ナンバーワンでした。
(じっと立っていても矢を的に当てるのは難しいと思うのに、馬上から、しかもその馬は思いっきり走っているんです。 すご〜い!!)
上賀茂神社では木彫りの馬がおみくじをくわえたものが授与されています。
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