2007年7月18日 15:31
月の字型引き手
桂離宮の写真集を見ていました。
ここは江戸時代初期、京都の西方、桂川西岸に八条宮初代智仁親王と二代智忠親王父子により、約50年間をかけて造営された離宮です。
広大な敷地の中に王朝の詩情を再現することに力が注がれた庭園であり趣の異なる数箇所の茶屋と書院群からなっています、
その書院の襖の引き手の一つ、「月の字形引手」の写真が載っていたのですが、何処かで見たことがあるし、なんだかすごく良く知っている気がしてなりませんでした。
今日、冨田屋の二階に上がる階段に続く部屋の襖の引手を見ると、何とそれとそっくりではありませんか!
もうびっくり.....。そして納得がいきました。
「ここで毎日のように見てたからよくしっている気がしたんや!!」と
冨田屋の中でもここ一箇所だけに「月の字形引手」が使われています
どういういきさつで使ったのでしょう?
それと、明治時代にこの家を建てた10代目当主は桂離宮と同じものだとわかって使ったのでしょうか?
いづれにしても、何と、おしゃれな!です。
洛中洛外にも見たい処、行きたい処が目白押しですが、冨田屋の中にもまだまだビックリの部分が一杯です。
興味津々!ワクワク!
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