2010年7月 3日 15:16
沙羅双樹
今日は、1日雨・・・
なぜか、沙羅双樹の花を思い出した。「祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり 沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらわす〜〜〜〜」(平家物語)
お釈迦様が亡くなったとき、四方に沙羅双樹の木があったとか・・・
朝咲いた花は、その日の夜に、花ごと落ちて庭に咲いているように見える。なんと儚い、なんと美しい花でしょう。 真っ白な花びらは、土の上に壊れそうでしっかりと生きているようにも見える。
京都では、妙心寺の東林院でこの時期見られます。
こんな雨の日は、土に落ちた花さえ、透明な花びらが、もの悲しく思えてきます。
どうして、この花が頭に浮かんだのでしょう。外を眺めると灰色でしとしと、ちょっぴり心が何かを求めているのですね。
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