法寺

 小川通の門


 日蓮宗本山 叡昌山本法寺(本尊は十界大曼荼羅)は日蓮宗京都十六本山の一つで
永享8年(1436)日親上人により四条高倉に創建されました。
 上人は世の乱れを憂い、立正治国論を著しましたが将軍足利善政の怒りにふれ、上人は投獄され焼鍋を頭からかぶせられる等の迫害を受け「なべかむり日親」といわれました。
 寺はその時に焼却されましたが「後花園天皇」の叡感を得て再建、後に豊臣秀吉の帰依を受け、天正15年(1587)に現在の地に移りました。

 江戸時代には後水尾天皇・紀州徳川家の保護を受けて繁栄し中山法華経寺(千葉中山にある日蓮宗本山)輪番にあたる上方三山のひとつでもありました。

 境内にある本堂、開山堂、多宝塔、庫裡、書院、大玄関、唐門、鐘楼、経蔵、宝蔵、石橋、棟札すべて、京都府有形文化財に指定されています。
 本法寺の見所は、本阿弥光悦作とされる枯山水庭園「巴の庭」
で国の名勝です。書院の東側 から南側へかぎ型になっていて、東南隅部分に枯れ滝石組みがあります。書院東側の縁先近くの石囲いの蓮池も独特のデザインです。

 本法寺は本阿弥家の菩提寺でもあって、本阿弥家一族や長谷川等伯らの墓があり、本堂の脇には光悦手植えの松もあります。

 寺宝には、銭舜挙(せんしゅんきょ)筆と伝えられる蓮花図、群介図・中文殊左右寒山拾得画像、長谷川等伯筆の「佛大涅槃図(約10m・通常は写しですが、秋には実物が公開されます。)」など絵画10点。
 そして、本阿弥光悦筆の法華題目抄など書2点の重要文化財があります。

  • 拝観:境内自由(宝蔵館・庭園拝観は大人500円)

  • 交通:京都駅前から市バスH西賀茂車庫行きにて「堀川寺之内」下車徒歩約1分

本堂と右手前の光悦手植えの松
開山堂
玄関と庫裡

 

●住所

京都市上京区小川通寺之内上ル本法寺前町617番地

●電話番号

075-441-7997

 

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