2011年7月 1日 12:55
ひと時の雨 「時雨心地」
今年の梅雨は、なんだか違う。
京都は、大雨が無く時雨模様のようですね。もはや夏時雨でしょうか。 今にも泣き出しそうな悲しげな涙の時のように・・・降ったりやんだり。 空を見上げると東日本を思う、そんな悲しげな雨・・・
時雨の語源は、「暗し・しばし・過ぐる」です。
悲しみは、通り雨。 いつしか過ぎて美しい未来がある。
中世は 天災、飢饉、戦乱と毎日が辛く苦しい憂世「うきよ」でしたのでしょう。
江戸時代ころから、浮世「うきよ」と書くようになった。 漢字が変わったことで、なんだかうきうきとする時代を象徴しています。
一度しかない人生、どんなことが起ころうと、乗り越えて、楽しくこの世をまっとうしよう。
夏時雨も もうじき蝉時雨に変わり虫時雨、木の葉時雨と季節は移り変わることでしょう。
しとしとと降る雨を見ながら、美しい言葉のの中に秘められた時代の思いが、感じられる。
政治も含め、いい世になりますように・・・
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