2011年7月
2011年7月 5日 11:08
忘れ物探し
戦前の日本は、思いやり、優しさ、近所付き合いの溢れる美しい国であった。
この大惨事で思い出さねばならない忘れ物があった。
家族の絆ー経済発展と共に忙しすぎる所帯主は、家族を二の次とした。
自然の力ー科学や技術が発展していく中で、自然を破壊し、自然に生きることを忘れた。
生かされているー浮世に生きる因果。子供を育て和をもって生活を楽しむ。
お金を求めて、豊かさを求めて、日本人の本質を見失った。
あまりにも忙しすぎる生活のあまり、日本人の「心の力」を置き忘れて突っ走った。
今、懐かしさに触れてみよう・・・思うことがあるはず。
昔の生活を思い出してみよう・・・節電なんか当たり前
遊びの中から学ぶ子供の力、おふくろの味は自然の香り、太陽・雨・風の尊重、懐かしさの中にある優しさ
日本の文化がいかに心を安らげていたか・・・
家族や友達と語ってみよう・・・・・・・ほっとする瞬間があるはず。
思い出して 本当の幸せを・・・
2011年7月 1日 12:55
ひと時の雨 「時雨心地」
今年の梅雨は、なんだか違う。
京都は、大雨が無く時雨模様のようですね。もはや夏時雨でしょうか。 今にも泣き出しそうな悲しげな涙の時のように・・・降ったりやんだり。 空を見上げると東日本を思う、そんな悲しげな雨・・・
時雨の語源は、「暗し・しばし・過ぐる」です。
悲しみは、通り雨。 いつしか過ぎて美しい未来がある。
中世は 天災、飢饉、戦乱と毎日が辛く苦しい憂世「うきよ」でしたのでしょう。
江戸時代ころから、浮世「うきよ」と書くようになった。 漢字が変わったことで、なんだかうきうきとする時代を象徴しています。
一度しかない人生、どんなことが起ころうと、乗り越えて、楽しくこの世をまっとうしよう。
夏時雨も もうじき蝉時雨に変わり虫時雨、木の葉時雨と季節は移り変わることでしょう。
しとしとと降る雨を見ながら、美しい言葉のの中に秘められた時代の思いが、感じられる。
政治も含め、いい世になりますように・・・