2010年7月15日 15:52
つくばいの水
突然の雨に手水鉢[ つくばい]の中が踊る。傾けた「くばい柄杓」が流れていきそうなそんな光景。
飛び石の先は灯りを忘れた石灯籠。杉皮の塀は雨にぬれて水分を含み益々赤黒く感じる。
庭の景色が洗われて、底深い緑が鮮やかになっていく。
あっという間雨ざらしの廊下も百年以上濡れたり乾いたり繰り返しているのでしょうね。
松の廊下の丈夫なこと、雨にも風にも負けず力強く歴史を残してくれています。
負けないで負けないで、家も庭も住んでる人も守り続ける大変さを感じています。
誰かが守っているからこそ、歴史の感じる癒しの空間があるのですね。
先人に感謝。負けないで頑張ろう。
今日も、茶席に向かう枝折戸(しおりど)を支える四つ目垣(よつめがき)が痛んで傾いてきています。
ふー 庭師さんの修行をしたいものです。
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