2010年7月 4日 12:15
夏のお菓子
「葛桜」くず粉を溶かし餡(アン)を包んだ透明感のある、涼しげなお菓子。
夏のお菓子に葛は良く使われます。葛きりなどもひんやりと口に優しい。
「水干菓子」砂糖を煮詰めて着色して、水の流れをお菓子に作る。
日本のお菓子は、それぞれが季節の風物詩。年中行事ごとに特殊なお菓子があり、すべてに意味があります。生菓子、お干菓子があり、名前があります。
日本に季節があってよかった。五感でものを感じる日本人は、見た目、食感、ほのかな匂い、想像の世界が広がるような形、味すべて、風情を感じます。
甘みが暑い夏を忘れさせてくれるような、そんな気がするお茶席のひと時・・・
お菓子が口の中を包んだあと、ちょっと苦いコクのあるお抹茶がほっとする一瞬を作り上げてくれます。
お10時・お3時と食事の合間に、お茶を頂いた昔の人のちょっとしたブレイクを想像して今日もお菓子を頂きます。
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