2010年6月
2010年6月 5日 10:22
高野山
難波から、高野山に向かう。
19時5分の特急にのって橋本へ、もうプラットホームは闇に包まれ通勤通学の人々がパラパラ立っている。乗り換えて極楽橋に向かう景色は、だんだん木々が増えて民家がまばらになってくる。「極楽橋」に到着。ごくらくばし〜〜車掌さんの声の響きが不思議に心を落ち着かせ、高野に向かう期待とワクワクする気持ちは、ケーブルカーに乗ったとたん最高値に跳ね上がる。傾斜のすごいケーブルが動き出すと、明かりのないジャングルに少しずつ吸い込まれて天を突きぬけどこまで行くのか計り知れない。あー闇に飲み込まれ、消えていく自分に不思議と怖くなく、安堵感があふれる。幾時が過ぎたのか?突然木々が切り取られた平らな空間に着いた。高野山、もうほとんど人も居ない。暗闇の中に私を迎えにきてくれた若きお坊さんがいた。「普賢院です」。「ありがとう」車に乗って又くねくねと大木の中を通り過ごし、女人道ではあるまいが、狭く暗く走る車のヘッドライトが頼りで怖い。お坊さんは慣れた運転で、スピードにあふれている。大門を通り過ぎると、別世界が開けてくる。金剛峯寺を超えると町らしくなり、交差点を曲がると普賢院の門に入っていった。明日は朝から増福院の法事に出席。 合掌・・・
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