2007年8月12日 18:10
静かな 静かな鹿王院
嵐電「鹿王院駅」のすぐ南側にある鹿王院におじゃましました。
室町幕府3代将軍足利義満が夢窓疎石の弟子の春屋妙葩(しゅんおくみょうはと読んでおくれやす)を開山として建てたお寺です。
義満直筆の扁額がかかった山門をくぐると、しなやかな枝振りの楓や椿の葉のトンネルが庫裏に向かってまっすぐに続いています。
今は青もみじですが、紅葉の時期は一面錦に染まった世界になるんやなと思いつつ進みます。
暑いこの時期だからか?他の見学者は誰もいなくて独り占めの世界です。
庫裏に着くと小さな釣鐘をカン、カン、カンと三度打って見学に来たことを知らせます。
受付を済ませ順路に沿って客殿へ。
広縁から庭を眺めると、ホッとする景色です。
仏牙舎利を納めた舎利殿にも入れていただけます。
内部の中央には周りを四天王に守られた舎利を納めたお厨子があり壁には十六羅漢のお軸がかかっています。
なかなか舎利殿の中まで入れてくださるお寺は少ないと感謝、感謝!
その後、客殿の縁側に座ってゆっくりお庭を眺かなめながら静かな、静かな鹿王院に浸りました。
《何とお座布団が用意されてました。》
嵐山を借景としたすがすがしい雰囲気です。
一説によると、義満はこの鹿王院をモデルに金閣寺の舎利殿を創ったとか?
そう聞くと似ているかも......?
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